2013.02.27
だいぶん前に知合いから借りた香りの本を読み始めています。
ハイテクな基材で作曲の仕事をする方なので、どんな接点で
進めて下さったのか、読んでみないとまだ分かりませんが、
化学記号だらけの本で、流し読みはできない感じです。
先日、最近のフランスの香水業界事情の番組にたまたま出会
いましたが、やはり日本に比べ、本当に大きい市場であり、
なんとなく感じていたトレンドも確認できました。
話はコロコロ変わりますが、先日アカデミー賞で話題にもな
った’Les Miserables’(ミュージカル好きは、「レミゼ」と
略します)。
個人的には、ブロードウェイでの観劇の後、なんとロンドン
の演劇学校まで留学に至ってしまった影響力のある作品。
当時あまりに魂を揺さぶられすぎて、今となってはやや封印
ぎみだったのですが、今回の映画は現場録音という情報があ
って、やはり足を運ばずにはいられないと観に行きました。
結果、再燃しつつあります(笑)。
人の心を激しく動かすという意味では、時として香りもそうで
ある、と私は思います。先日もふらっといらしたお客様、思っ
ていた在庫がなくて、かなりしょんぼりして帰られました。
ちかぢか出会われますように。。
2013.02.19
学名Citrus maximaは、ザボンの1種「晩白柚(ばんぺいゆ)」。
地元の八百屋のおじさんにいろいろお話聞いていたら、ザボンだ
けでも30種ほどあるということでした。
香りも味も上品で、お宿のお食事に、お刺身と合わせて出てきま
したが、お口直しにも一役買っているようでした。分厚すぎる皮
は、ザボン漬けという、砂糖菓子にも使われます。
湯煙の町・・湯布院。
ステキなお姉さん二人が営むギャラリーとクッキーさんや、
かぼすを使った美味なるドーナツが楽しめるこだわりのカフェ
なども、ぶらり旅で出会ったステキなお店でした。
ドーナツカフェで買った穀物コーヒーをお土産に。
メディカルハーブでコーヒーと言えば、タンポポコーヒーなど
ありますが、個人的にやはりコーヒー豆のコーヒー愛好家です。
コーヒーが止められないのは、カフェインの影響が多いにある
と思いますが、こちらの穀物コーヒーは私にはなんとなく、カ
フェインがなくても満足の得られる味です。カフェにいた若い
男性客の方も、その美味しさに思わず店主にいろいろ質問され
ているうようでした。
今回出会った日本の香りをイメージしながら、また新たな香
りの世界を創造できればと思います。
いまの大河ドラマの会津弁を聞くのも好きですが、話せたら
いいなーとずっと思っている九州弁にしっかり触れられて、
なんとも幸せでした。よか、よか!
2013.02.18
街を歩いていると、小さな白い花が甘い香りで迎えてくれ、
シーボルトが残した植物誌を見てみたり。
今回とても興味をひかれ勉強になったのは、出島に関連する
歴史。いわゆる歴史の教科書でも見かける扇形の出島は、現
在は周りを埋め立てられて一部しかその形を見ることが出来
ませんでしたが、いまも発掘調査しながら、美しく復元され
ています。
その敷地にある薬草園の碑。
そしてスパイス戦争でもどれだけ貴重だったかよく語られる
スパイスの貯蔵庫も、この出島にありました。特にクローブ
倉庫もあったようです。
当時、オランダが支払っていた出島の土地代は一年で一億円
ということでしたが、それほどまでに興味を抱かれた日本。
輸出の大部分は、金銀銅と「樟脳」ということでした。
そして思い出にと、母に買ってもらったチューリップ香水。
お花そのものの優しい香りは、少し早い春を思わせます。
2013.02.17
sionna日記いつも読んでいただき、ありがとうございます。
今年に入って、外部の仕事環境が大きく変わり、まるで職場
を移ったかのように、少々緊張の日々の連続です。
先日も手探りで業務を行ったり、一人で解決しなければいけ
ないことが続いて、久々にその緊張で胃がキリキリ痛むわ、
焦るわ・・・これは絶対「ネロリ!」と思い、何度も助けら
れました。いまネロリの講座も期間限定でやっていますので、
興味ある方はぜひお待ちしております。
そんな最中、長年旅に行けなかった母の願いを叶えるために、憧
れの九州へ。強行スケジュールながら、3日間で長崎と大分
・湯布院に行きました。
まずは、デザイナー/水戸岡鋭治さんの車両デザインに、最
初から感動させられることに。昔のロンドン地下鉄を思わせ
る木の床や、ドイツのインターシティを思わせる重厚感。
1500年くらいからの数百年の長崎における歴史は、日本が
外国と関係する歴史でもあり、観光の定番であるグラバー園
も本当に勉強になりました。この時期は、世界のスパイス戦
争の時代でもあり、日本にもおおいに影響を与える時代であ
ります。
2013.02.07