2013.11.02
久々に北海道にてホーストレッキング。今回は3日連日と釧路湿原を
散策したので、植物の精気を体一杯に感じ、たくさんの野生動物にも
遭遇しました。エゾシカ、キタキツネ、そして丹頂鶴。冬眠前のヒグ
マには会えなかったのですが、無言の中に温かい生命の力を感じまし
た。日頃住んでいる町中とは全く違う大自然の中に身をおくと、循環
している環境をどれだけ大切にしなければならないかを意識させられ
ます。宿泊施設に戻っても、ゴミを捨てたらどうなるか・・・そんな
ふうに考える自分がいました。
カラマツの紅葉。以前に夏来た時もそうでしたが、カラマツ林の間を
トレッキングしている時は特にいい香りがします。
今回印象的だったのは、私がお世話になったお母さん馬(上)と
その子ども(下)はたったの生後5ヶ月。5時間に渡るトレッキング
も中断することもなく、しっかり付いてきていました。ときどき、
人間を乗せていない特権でもって、子どもだけ草原を自由に駈けたり
道草していましたが・・・笑。
こんなふうにみんなで散策し、時々とても急な斜面を駆け上がったり、
草原を駆け足でパッカパッカと風を切って走ります。
「ホースセラピー」という言葉で片付けたくないですが、こちらのお馬
は全部放牧というのもあって、お馬が自然と人間の距離をグンと近づけて、
今回もいろんなことを教えてくれました。私としては、アロマセラピーや
ハーブなどの「自然療法」を実践する前に知っておくべき「自然」や
「環境」の本質。理解を深める為には、もっと自然の中に身を置きたいと
思いました。
おまけ。
子どもの手に乗るような小さな小さな鳥が、宿泊施設の玄関にいました。
10cmくらいまで近寄って撮影したのですが、人間がいるの分かってても
目をつぶってウトウトしてます。ここの人たちがふだん優しいからかな・
・・きっと。
2013.08.25
2013.07.30
少し、関東の山間に行ってまいりましたが、ユリの花が
あちらこちらでとてもいい香りを放っていました。
そして、それをまた美しく飾ってあるお宅は、「武相荘」
と言う名で知られる旧白洲邸。
私の実家には、白洲夫妻や関係する人たちの書物がたくさん
あって、何となくジワジワ魅かれて興味を持ち始めていたの
ですが、理解度からして訪問するのはまだ早いとは思いなが
らも、いちどお邪魔することに。
お二人が亡くなられてから20数年は経つと思いますが、今も
そこに次郎さん正子さんがいらっしゃるような雰囲気のよう
に感じました。何を思い何を感じたかは、言葉にするにはま
だ私は未熟で、でも数年前に比べると、わずかながら私も少
し大人になれたかなと嬉しく思う瞬間でもありました。
2013.06.29
演劇やミュージカル好きの皆様、今月は話題が沢山ですね。
個人的には、ダンスや音楽性の方向として、ウエストエンドや
ブロードウェイのエンターテインメントを好んできましたが、
その業界の土壌は日本とは違いすぎて、やはり現地で楽しむの
が一番と悟ってから少し遠ざかっていました。
先日とりあえずと思って行ってみた映画Les miserablesがきっ
かけで再燃してから、昔大好きだったdivaはいつか生で見れた
らいいな・・とネットで検索していたら、たまたま見つけた6
月での日本公演。しかも、今業界では最高峰と言われる新しい
世代のdivo、divaも一緒に来日ということで、彼らの歌声に触
れてきました。
逸品のクオリティに触れることの大事さ、やるからには逸品に
すること・・・仕事や生き方に対する姿勢を学ばせて頂いたよ
うな気がします。いいものは人の心を動かして後世に伝えてい
ける・・でもそこには工夫と努力が必要であることも強く感じ
ます。今回、私が昔の情熱を再燃させてもらえた彼らの力に、
脱帽です。
2013.06.14
福島は会津の日新館。
幕末の会津をあちこち訪問させていただきました。
今も遠い諸外国からも、その精神を魅了されるとは、いっ
たいどんな土地と人々であるのか・・・
その一つに、それらの人々を育てた日新館にもその答えが
あったように思います。その当時において日本でも最先端
の教育が行われていたような場所で、儒教を中心とした教
育機関です。
大成殿という建物には、孔子が祀られていて、中国の香炉
もありました。
初夏に福島を訪れたのは初めてでしたが、非常に美しい
自然がいっぱいで、そんな素晴らしい精神の宿る土地に
住みたいと思う程でした。大地震の後、福島から離れる
のを拒まれた方々の気持ちが痛い程分かりました。