2011.12.08
調香修行の話の続きです。今回完成した香水。
まずは自分用に作ったのですが、ふだんまとわない
華やかな香りに挑戦。自身の現在の理想ををイメー
ジして。。母親はふだん爽やか系を好むにもかかわ
らずとっても気に入ってくれました。実はいろいろ
secret matterあるんですが。
今回は全員イギリス人でも、元々がアラブやインド
出身の方もいらしたので本当に参考になりました。
特に仲良くなったインド系のロンドン人は、幼い時
から乳香を焚いて髪に香りをつけることをおばあさん
から教えてもらい、庭にはイランイランやジャスミン
が咲き乱れ、石臼で毎日スパイスとハーブをすりつぶ
してカレーを作っていたようなので、それぞれの香り
の特徴が当たり前に分かっていて、複雑な香料の組み
合わせでも本当に上手に、しかもあまり時間をかける
ことなく完成されていました。でも普段の習慣にだけ
頼ることなく、日々家でもたくさんの香料と向き合っ
て調香の実験を積み重ねていたようで、お互いに高め
合えるいい同士になりました。
センスも必要ですが、何よりも経験がどれだけ大切か
再認識。実験を重ねては時々師匠を訪ねて磨いていけ
ればと思っています。
2011.12.03
英国の食はずいぶん変わりました(と、思います)。
特にロンドンは元々あらゆるお国の出身者が多い都市。歴
史的に見てもスペイン・ポルトガルに続いて大航海時代に
食材の源を制した国の一つなので、ベースがしっかりして
いるはずでした。そこへモダンブリティッシュフードの革
命があってから、一挙にレベルが上がったように思います。
勢いがあって楽しい料理番組が豊富になっていて驚きました。
さて今回のコッテージ暮らしは、ロンドンから来ていたイギリ
ス人とシェアしたので、正統ブリティッシュフードを一緒に。
↑Crab and Fennel Salada(蟹とフェンネルのサラダ)
フェンネルはセロリみたいに食べました。
とっても個性の強い精油に比べると食べやすいです。
↓Lancashire Hot Pot(ラム肉とジャガイモのオーブン焼き)
みんなラム肉大好きです。でも食べ慣れてないので、
しょっちゅう食べる皆さんには合わせられず・・・
↓Prawn Cocktail(小エビとアボカドのサラダ)
これは大好物なので、私が提案して作りました。
マヨ、コリアンダー好きならきっとハマります!
2011.11.24
今回英国に来たのは、長年思い続けてきた「調香」修行
の為。調香の学校は日本を含めて世界にたくさんありま
すが、どうしても素材にこだわっていたので、書籍を読
みあさり実験を繰り返しながら自身の理想を追い求めて
いました。壁にぶつかった時に相談したい先生が全然見
つからず諦めかけていた時、光が。
わざわざ外国から来る人はあまりいない、とのことで、
私以外は全員イギリス人。しかもそれぞれに香りへの情
熱はすごく、発言も耐えることなく。。先生はというと
数十年かけて自身で調香技術を発明した方ともあって、
「これでどうでしょう」とできたブレンド持って行って
も首を縦に振ることはまずなし。
毎日60〜70種の香料とにらめっこ。初めて出会う香り
もたくさん、試したことのない香料にあえて挑戦した
ので最初に頭で構成を考えるのにもその香料の特徴を
経験していないので苦戦しました。毎日8時間くらい
勉強とブレンドの繰り返し、休憩時間も皆さんのディ
スカッションは続く〜。
2011.11.22
英国はグロスタシャー (Gloucestershire)州。
ブリテン島の南西にあたる田舎ですが、「コッツウォル
ズ」付近というとご存知の方も多いと思います。車がな
いとまず無理な所でしたが、イギリス人でも憧れるコッ
テージでの生活。もちろん私も憧れます。
イギリスの田舎のコッテージに泊まってみたい方は、
ネットでも検索できると思いますが、だいたいは銀行振
込で全額前払いで契約書を先に交わすようなので、長期
ステイか現地で頼めそうな人がいれば良さそうですね。
毎日車で学校へ移動ですが、この辺りどうやら上流の方
々が多いようで、見渡す草原では朝から皆さんゴルフ、
週末はポロ。イギリスの雨は霧雨のようなのが多いです
が、それでもこんな視界の悪い所でも普通に楽しんでま
した。余裕のある生活、なんともうらやましい。。
2011.11.20
旅より戻りました。
液体持ち込みに厳しい飛行機の手荷物には、歯磨き
粉とフラワーエッセンス入りの保湿アロマミストの
み準備しました。これで4回のフライトも問題なし。
2週間前、重い荷物を持って家から関空へ行くだけ
で少し疲れてしまい、「旅行は大好きだけど、歳取
ったらツアーが楽かも・・・」と思っていたのが、
一度始まったらタイムマネージメント・危機管理・
言語・生活から、また新たなレベルで始まるので、
しっかり目的があればエネルギーは後から付いてく
ると思いました。言語も、年をとると頭が硬くなる
かと思いきや「知りたい」と思うと、脳ってスポン
ジのように吸収してくれたように思います。
そして旅中、私の足を守ってくれたのはDr.Martens。
これも10年選手ですが、まだまだ現役。
快適な旅行にするアイテムは、冒険の幅をグンと広げ
てくれるように思います。