ブドウの絵を見て、ワインが飲みたくなる。
トウガラシやオリーブの絵を見て、料理がしたくなる。
ラベンダーの絵を見て、ハーブ畑に行きたくなる。


先日、そんな植物画に出会う機会がありました。


その画家は、玉村豊男さんといいます。
時間もあったのでトークショーにも足を運びましたが、
なんとも「明るい!」方でした。
自ら農園・ワイナリーを経営されながらエッセイスト・画家と、
幅広く活躍されているようです。


ご自身の作品が展示されている美術館もお持ちのようですが、
「LIFE ART MUSEUM」とあります。
お話を聞いての解釈ですが、
玉村さんの半生そのものを表現されている美術館だろうと思います。


植物を描く・・・
sionnaも時間があれば時々自分なりに描いてみたりしますが、
いつも植物の神秘に驚かされます。
葉・花・幹・根は植物一つずつ違うこと、
花の中をのぞいた時に出会う色の世界、
そして触感や香り。


アロマセラピーやフラワーエッセンスに触れているだけでも
植物のことをもっと知りたいと思うようになりますが、
写生をするとますます近づける感じがします。


scoil sionna (スコイル シオンナ)

京都のアロマセラピー教室



京都市の中心から車で1時間半ほど北へ走ると、
豊かな自然のある美山町があります。
茅葺きの民家が日本で一番多くあるとも言われ、
まるで黒澤映画の「夢」を思い起こす景色が広がります。


道の駅に寄ると、有機栽培ものも含め、大地の力を感じさせる
美味しそうな農産物がたくさん並んでいます。
「おいしそう~」とまじまじ見ていると、生産者の
おじさんおばさんが気軽に声をかけてくださるのですが、
ますます美味しく見えてきます。


さて、骨休めに(財)美山町自然文化村 河鹿荘 にて
ヨモギを使った薬草風呂に入りました。


ヨモギと言えば、春にいただくヨモギ餅を思い出しますが、
日本では昔から使われているハーブで薬効成分がたくさんあるようです。
お風呂に入れると、肌荒れ・血行不良・婦人科系機能に
良さそうです。道端でよく見かけるわりには日常あまり
使っていないので、意識して取り入れてみたいものです。


その後、ハーブガーデンをいくつか訪ねました。
写真はその中のエキナセアというハーブです。
免疫力を高めたり、風邪インフルエンザなどの炎症を鎮めるハーブとして
認知度が高まっていますが、sionnaも寒い季節になると常備します。
風邪ひきかけたかな?と思えば、ハーブティーにして飲みます。
このハーブのおかげでここ5年くらい風邪薬には
お世話になっていないような気がします。


そしてさすが自然豊かな美山・・・
素敵なハーバリストに出会う機会がありました。
お話を聞くと、もともとは野菜作りをされていたらしいのですが、
お知り合いの飲食店から香草を作って欲しいというリクエストが
あって、ハーブを育て始められたようです。
でもここ最近のことではなく、25年も前からということ。
日本にまだ入っていないハーブを育てて研究もされているようで、
勉強になりました。クールなお顔でサラッとお話くださるのですが、
笑顔の裏に情熱を感じました。


これから季節ごとに通ってみようと思う美山町。
山をもっと奥に進むと人の手が加わっていない「芦生の森」という
原生林の森があり、京都大学が様々な研究も行っているようです。
まだ果たせぬ屋久島への旅の前に、
地元の京都で原生林の森林浴をしたいと思います。



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京都のアロマセラピー教室


2008年の京都は紫式部が残した「源氏物語」が確認されてから千年を迎え、
毎日のように各地でイベントが行われています。


初心者向けの現代語訳を読んだことはありますが、
読めば読むほど奥深さを感じます。
シェークスピアの作品もそうですが、
時や場所を越えても変わらない人間の心・・・・
そこに魅力を感じ、また読みたいと思わせてくれます。

さて、京都文化博物館で開催されている
「源氏香の世界と現代京都画壇による源氏物語絵展」
に行ってまいりました。


日本の伝統芸能の一つである香道の世界には、
和歌や文学を主題として数種類の香木を焚き、
香りの異同を判じる「組香」と呼ばれる遊びがあります。
この組香の一つに「源氏香」というものがあり、
5種類の香木を用いて香りの異同を楽しみます。
(遊び方としては少し複雑なので、割愛します)


写真の図は、まるで記号のようですが、
5回香を聞くうち、上部がつながっているものは
同じ香りであることを意味し、なんと52通りもあるのです。
源氏物語は全部で54帖あるので、巻頭と巻末を除いたものが
それぞれの図柄に当てはめられたということです。


この源氏香の図柄は芸術性も高いこともあって、
着物や調度品、和菓子などにもデザインとして使われてきたようです。
現在でも京都を歩いていると、ときどきこの文様が
使われているのを見る機会があります。

源氏物語のお話の中にも「香り」はいろんな形で表現されています。
思いを寄せている人から素敵な香りがしたら、
ますます恋心に火がつきそうですね。


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京都のアロマセラピー教室




宇治と言えば、「お茶」。


お茶は最近海外でもグリーンティーgreen teaとして

人気が高まってきているようです。
ただしヨーロッパ人の何人かにお聞きしたところ、
日本のようにお湯だけ注いで楽しむというよりは、
砂糖やハチミツを入れて楽しむ場合が多いようです。
でも苦味を楽しんで飲まれている方もきっとおられることと思います。


さて、お茶にはカテキンやビタミンCなどが多く含まれています。
カテキンには血圧を抑え、血糖値を下げるため生活習慣病の予防によさそうです。
また、殺菌やインフルエンザなどの抗ウイルスにもよく、

お寿司屋さんで「あがり」を頂くのはそういう効果もあるとも言われます。
カテキン&ビタミンCには体内の活性酸素の増加を抑える作用もあるので、
体の内側から若さを保つのには素晴らしい飲み物です。


そしてカフェイン。
カフェイン&カテキン&ビタミンCは、お酒が体から抜けるのをサポート
すると言いますから、お酒好きの方には必須ですね。


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京都のアロマセラピー教室




好きで何度か足を運ぶ比叡山の延暦寺。
濃霧に蔽われて前方5m先が見えない悪天候、でも幻想的な風景。
天気のいい日は山頂近くになると滋賀県の琵琶湖が見渡せ、
すがすがしい気持ちになります。


ところで比叡山は京都の鬼門にあたる北東に位置し、
都を守る山として昔から大事にされてきたようです。
今から約1200年前に最澄が開いた延暦寺は天台宗の総本山であり、
平成6年には世界文化遺産に登録されています。


そして多くの人が訪れる東搭の根本中堂は必見です。
お堂の中心にある内陣は暗い中に清らかな空気を感じつつ、

その内陣が参拝者の立つ位置より低いところにあり、
同じ目線に御本尊を臨むことができます。


杉の大木が多く茂る荘厳な雰囲気はまさに心洗われるのですが、
伽羅、沈香、白檀などがあり、私はここの沈香をよく家で焚きます。

甘みのある深い香りに思わず目をつむりたくなるほどに落ち着きます。
ということで、以前にお香専門店でお聞きした香木のご紹介を少し・・


沈香(じんこう)
沈丁花科の植物の幹に貯まった樹脂が土の中で熟成されてできる。
水の中に入れると沈むため、この名前が付いたとされる。


伽羅(きゃら)
沈香の中の最上品。ベトナムの限られた地域で

極めて少ない産出量での採取になるため 大変貴重な香木とされる。


白檀(びゃくだん)
東南アジアに分布し、幹の芯部を削って乾燥させて使う。
アロマセラピーでは水蒸気で蒸留させた精油をサンダルウッド(英名)として、

心には鎮静をもたらし体へは殺菌・抗炎症などに有効な植物として使われる。


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京都のアロマセラピー教室