ふだん「限定」には動じない私が珍しく頼んだのは
祇園祭の宵山(7月16日)にのみ購入できるお餅・・行者餅。



クレープのような小麦粉の生地の中には、
求肥、山椒を少し含んだ白味噌が入っていて、
塩みと甘みの両方を味わえる和菓子でした。


その昔、こちら和菓子司の先代が山伏として修行をされていたころ、
夢でお告げを授かり、告げられたお供え物を作って知人縁者に配ったところ、
その方たちは疫病から逃れられたとか。



平安時代に流行った疫病の退散を願うことから始まった祇園祭。
暗闇に灯るボンボリを見ながら、無事に超えられる夏にまた感謝する夜でした。


scoil sionna (スコイル シオンナ)

京都のアロマセラピー教室