このところ歳時記のようになって失礼します。


この絵は、江戸時代の京都の老舗酒屋さんの酒作りの

様子。京都は軟水なので「女酒」と言われているよう

ですが、豊富でおいしいお水が洛中の下にも昔からあ

ったことで酒所として栄えていました。天皇が京都よ

り東京に移られてからは、拠点を伏見に移される会社

が多くなって、今は伏見が京都の酒所となっていると、

お話を伺いしました。


たくさん試飲もさせて頂きましたが、本当に種類によ

って香りと味が異なります。今は機械で作られた酒粕

がほとんどですが、昔の酒粕はぜんぶ搾りきらずに残

るものを粕としていたようで、ぜんぜん香りも味も素

晴らしかったとか。


実は先日、京都にいながら京都バス観光に参加してま

いりました。旅というと、計画を立てない自由な一人

旅が一番好きなのですが、たまにはこういうプランに

乗るというのも新しい発見がたくさんあります。これ

から京都に遊びに行きたい〜と計画されている方、京

都駅から出ているいろんな日帰りツアーもお薦めです。


酒所以外には、湯葉作り体験。

引き上げ湯葉と汲み上げ湯葉を試し、試食させて頂い

た汲み上げ湯葉は、何とも絶品。



菜の花きんとんと、落雁でできた食べられる茶器でお

煎茶を。



そして東山から京都を一望しながら、京料理を頂きます。