2012.03.11
このところ歳時記のようになって失礼します。
この絵は、江戸時代の京都の老舗酒屋さんの酒作りの
様子。京都は軟水なので「女酒」と言われているよう
ですが、豊富でおいしいお水が洛中の下にも昔からあ
ったことで酒所として栄えていました。天皇が京都よ
り東京に移られてからは、拠点を伏見に移される会社
が多くなって、今は伏見が京都の酒所となっていると、
お話を伺いしました。
たくさん試飲もさせて頂きましたが、本当に種類によ
って香りと味が異なります。今は機械で作られた酒粕
がほとんどですが、昔の酒粕はぜんぶ搾りきらずに残
るものを粕としていたようで、ぜんぜん香りも味も素
晴らしかったとか。
実は先日、京都にいながら京都バス観光に参加してま
いりました。旅というと、計画を立てない自由な一人
旅が一番好きなのですが、たまにはこういうプランに
乗るというのも新しい発見がたくさんあります。これ
から京都に遊びに行きたい〜と計画されている方、京
都駅から出ているいろんな日帰りツアーもお薦めです。
酒所以外には、湯葉作り体験。
引き上げ湯葉と汲み上げ湯葉を試し、試食させて頂い
た汲み上げ湯葉は、何とも絶品。
菜の花きんとんと、落雁でできた食べられる茶器でお
煎茶を。
そして東山から京都を一望しながら、京料理を頂きます。