多少専門的な内容も多いものの、私には面白くて一気読みさせて

いただいた本「京女の森」。


京女は、「きょうおんな」ではなく「きょうじょ」と読みます。

つまりは京都女子大学のことで、大学が管理されている森自体は

京都大原からしばらく北東に進んだ尾越というところにあります。

豊かな森の自然が広がる場所です。


ちょっと縁がありまして、微生物学と環境教育がご専門という、

こちらの著者の先生の野外授業を受けさせて頂きました。


アロマセラピーの講座でも、「環境」のことを勉強して頂いてい

る時間がありますが、天然の香りを楽しませて頂いているという

ことは、その香りを生み出す自然環境を知る大切さをいつも思い

ます。


先生の御著書の中で特に興味を魅かれたのは、レモンバームの匂

いがする蝶々がいること。でもよく考えたら、植物を食べて生き

ている動物なら考えられるお話。


野外授業に参加されていた方々は、自然が大好きなんだろうなと

いう人が多く、なんだかとっても温かいものがありました。そし

て静かに育まれる森の中の生命たち。


一般の方向けへも野外授業をされているようですので、興味ある

方は是非。私もまた別の季節に参加させて頂く予定です。