好きで何度か足を運ぶ比叡山の延暦寺。
濃霧に蔽われて前方5m先が見えない悪天候、でも幻想的な風景。
天気のいい日は山頂近くになると滋賀県の琵琶湖が見渡せ、
すがすがしい気持ちになります。


ところで比叡山は京都の鬼門にあたる北東に位置し、
都を守る山として昔から大事にされてきたようです。
今から約1200年前に最澄が開いた延暦寺は天台宗の総本山であり、
平成6年には世界文化遺産に登録されています。


そして多くの人が訪れる東搭の根本中堂は必見です。
お堂の中心にある内陣は暗い中に清らかな空気を感じつつ、

その内陣が参拝者の立つ位置より低いところにあり、
同じ目線に御本尊を臨むことができます。


杉の大木が多く茂る荘厳な雰囲気はまさに心洗われるのですが、
伽羅、沈香、白檀などがあり、私はここの沈香をよく家で焚きます。

甘みのある深い香りに思わず目をつむりたくなるほどに落ち着きます。
ということで、以前にお香専門店でお聞きした香木のご紹介を少し・・


沈香(じんこう)
沈丁花科の植物の幹に貯まった樹脂が土の中で熟成されてできる。
水の中に入れると沈むため、この名前が付いたとされる。


伽羅(きゃら)
沈香の中の最上品。ベトナムの限られた地域で

極めて少ない産出量での採取になるため 大変貴重な香木とされる。


白檀(びゃくだん)
東南アジアに分布し、幹の芯部を削って乾燥させて使う。
アロマセラピーでは水蒸気で蒸留させた精油をサンダルウッド(英名)として、

心には鎮静をもたらし体へは殺菌・抗炎症などに有効な植物として使われる。


scoil sionna (スコイル シオンナ)

京都のアロマセラピー教室