京都市の中心から車で1時間半ほど北へ走ると、
豊かな自然のある美山町があります。
茅葺きの民家が日本で一番多くあるとも言われ、
まるで黒澤映画の「夢」を思い起こす景色が広がります。


道の駅に寄ると、有機栽培ものも含め、大地の力を感じさせる
美味しそうな農産物がたくさん並んでいます。
「おいしそう~」とまじまじ見ていると、生産者の
おじさんおばさんが気軽に声をかけてくださるのですが、
ますます美味しく見えてきます。


さて、骨休めに(財)美山町自然文化村 河鹿荘 にて
ヨモギを使った薬草風呂に入りました。


ヨモギと言えば、春にいただくヨモギ餅を思い出しますが、
日本では昔から使われているハーブで薬効成分がたくさんあるようです。
お風呂に入れると、肌荒れ・血行不良・婦人科系機能に
良さそうです。道端でよく見かけるわりには日常あまり
使っていないので、意識して取り入れてみたいものです。


その後、ハーブガーデンをいくつか訪ねました。
写真はその中のエキナセアというハーブです。
免疫力を高めたり、風邪インフルエンザなどの炎症を鎮めるハーブとして
認知度が高まっていますが、sionnaも寒い季節になると常備します。
風邪ひきかけたかな?と思えば、ハーブティーにして飲みます。
このハーブのおかげでここ5年くらい風邪薬には
お世話になっていないような気がします。


そしてさすが自然豊かな美山・・・
素敵なハーバリストに出会う機会がありました。
お話を聞くと、もともとは野菜作りをされていたらしいのですが、
お知り合いの飲食店から香草を作って欲しいというリクエストが
あって、ハーブを育て始められたようです。
でもここ最近のことではなく、25年も前からということ。
日本にまだ入っていないハーブを育てて研究もされているようで、
勉強になりました。クールなお顔でサラッとお話くださるのですが、
笑顔の裏に情熱を感じました。


これから季節ごとに通ってみようと思う美山町。
山をもっと奥に進むと人の手が加わっていない「芦生の森」という
原生林の森があり、京都大学が様々な研究も行っているようです。
まだ果たせぬ屋久島への旅の前に、
地元の京都で原生林の森林浴をしたいと思います。



scoil sionna (スコイル シオンナ)

京都のアロマセラピー教室