2011.12.08
調香修行の話の続きです。今回完成した香水。
まずは自分用に作ったのですが、ふだんまとわない
華やかな香りに挑戦。自身の現在の理想ををイメー
ジして。。母親はふだん爽やか系を好むにもかかわ
らずとっても気に入ってくれました。実はいろいろ
secret matterあるんですが。
今回は全員イギリス人でも、元々がアラブやインド
出身の方もいらしたので本当に参考になりました。
特に仲良くなったインド系のロンドン人は、幼い時
から乳香を焚いて髪に香りをつけることをおばあさん
から教えてもらい、庭にはイランイランやジャスミン
が咲き乱れ、石臼で毎日スパイスとハーブをすりつぶ
してカレーを作っていたようなので、それぞれの香り
の特徴が当たり前に分かっていて、複雑な香料の組み
合わせでも本当に上手に、しかもあまり時間をかける
ことなく完成されていました。でも普段の習慣にだけ
頼ることなく、日々家でもたくさんの香料と向き合っ
て調香の実験を積み重ねていたようで、お互いに高め
合えるいい同士になりました。
センスも必要ですが、何よりも経験がどれだけ大切か
再認識。実験を重ねては時々師匠を訪ねて磨いていけ
ればと思っています。