月桂樹を蒸留しながら想う
2012.07.06
「道(い)うこと莫れ、此の華今年発(ひら)くと。
応(まさ)に知るべし。往歳種因(おうさいしゅいん)を
下すを、因縁相感じ枝幹そびゆ。何(いか)に呪(いわ)
んや、近日早春に遇うをや。」 —拾遺雑集―
「今年この花が咲いたと言ってはいけません。
何年も種を蒔き続け、因果の法則で幹や枝が天向かって
伸び続け、その結果この春に出会って咲いたのだから。」
植物や自然と接したり勉強していると、ものごとの流れに
ついて気づかされることが多いです。ちなみに月桂樹の香
りは心に元気を与えてくれます。