2013.08.29
多少専門的な内容も多いものの、私には面白くて一気読みさせて
いただいた本「京女の森」。
京女は、「きょうおんな」ではなく「きょうじょ」と読みます。
つまりは京都女子大学のことで、大学が管理されている森自体は
京都大原からしばらく北東に進んだ尾越というところにあります。
豊かな森の自然が広がる場所です。
ちょっと縁がありまして、微生物学と環境教育がご専門という、
こちらの著者の先生の野外授業を受けさせて頂きました。
アロマセラピーの講座でも、「環境」のことを勉強して頂いてい
る時間がありますが、天然の香りを楽しませて頂いているという
ことは、その香りを生み出す自然環境を知る大切さをいつも思い
ます。
先生の御著書の中で特に興味を魅かれたのは、レモンバームの匂
いがする蝶々がいること。でもよく考えたら、植物を食べて生き
ている動物なら考えられるお話。
野外授業に参加されていた方々は、自然が大好きなんだろうなと
いう人が多く、なんだかとっても温かいものがありました。そし
て静かに育まれる森の中の生命たち。
一般の方向けへも野外授業をされているようですので、興味ある
方は是非。私もまた別の季節に参加させて頂く予定です。