「今、お月さん見てますか?」
今年の十五夜は何人かの方からこんなメールを頂き、
場所は違っても一緒にお月見を楽しめる秋を過ごすことができました。


特に満月の美しい夜は、降り注ぐ月光を体全体で感じることができるので、
9月に限らずときどき月光浴を楽しんでいます。


さて、天体とアロマセラピーと言えば、
17世紀に活躍したハーバリストであり西洋占星術師でもある
ニコラス・カルペッパーを忘れることはできません。
星座と香りを結びつけたものを編み出されていたようですが、
何よりも「自分の健康は自分で守る」ことを主張されたハーバリストでした。


西洋占星術に興味のある方ならロンドン・コベントガーデンにある
The Astrology Shopをお薦めします。
昔友人に連れられて行ったことがありますが、
生まれた時間まで聞かれて何十ページにも渡る占い結果をもらっていました。
さすがファンタジーなもの好きなイギリスです、占いも奥深い・・・


scoil sionna (スコイル シオンナ)

京都のアロマセラピー教室




1879年より長い歴史を刻んできたスウェーデンのスピリッツ、
ABSOLUT VODKA(アブソルート ウォッカ)。
数種類のフレーバーがあるが、ほのかに口の中に広がる香りは
どれも口当たりがよく飲みやすい。


マンダリン、シトロン、ペッパー、バニラなど様々だが、
家に常備しているフレーバーがこのブラックカラント。


英語でblack currant、仏語でcassis、和名でクロフサスグリ。
ブルーベリーのような黒い実はビタミンC、カリウムなどを多く含み、
お酒以外でも菓子、ジュース、ジャムなどで使われる。
イギリスの田舎ではアイスクリームのフレーバーでよく見かける。


scoil sionna (スコイル シオンナ)

京都のアロマセラピー教室




季節の変わり目は体調が不安定になる方もあると思います。
気候の変化に体がバランスを取ろうとして疲れてしまいます。


そんなときに元気をくれるバジルを取り入れてはいかがでしょう。
バジルは和名ではメボウキ(目箒)と言われるのですが、
種子を水に浸すとジェル状のものができ、これを使って
目に入ったゴミを取るのに使われてきたようです。

さて、ご存知のようにバジルは相性のよいトマトなどを使って
お料理でもよく使われますが、アイスバジルティーも美味しいです。


バジルは神経を含めた全身の強壮によいと言われますから、
冷やして清涼感を味わいながら夏の疲れを取ってみたいものです。
そして写真のように、オフタイムには花やハーブを浮かべながら
ゆったりとお風呂で体を休めるのもいいですね。


お腹に赤ちゃんがいらっしゃるお母さんは、精油も同様、
少々お取り扱いにはご注意くださいませ。


scoil sionna (スコイル シオンナ)

京都のアロマセラピー教室




ブドウの絵を見て、ワインが飲みたくなる。
トウガラシやオリーブの絵を見て、料理がしたくなる。
ラベンダーの絵を見て、ハーブ畑に行きたくなる。


先日、そんな植物画に出会う機会がありました。


その画家は、玉村豊男さんといいます。
時間もあったのでトークショーにも足を運びましたが、
なんとも「明るい!」方でした。
自ら農園・ワイナリーを経営されながらエッセイスト・画家と、
幅広く活躍されているようです。


ご自身の作品が展示されている美術館もお持ちのようですが、
「LIFE ART MUSEUM」とあります。
お話を聞いての解釈ですが、
玉村さんの半生そのものを表現されている美術館だろうと思います。


植物を描く・・・
sionnaも時間があれば時々自分なりに描いてみたりしますが、
いつも植物の神秘に驚かされます。
葉・花・幹・根は植物一つずつ違うこと、
花の中をのぞいた時に出会う色の世界、
そして触感や香り。


アロマセラピーやフラワーエッセンスに触れているだけでも
植物のことをもっと知りたいと思うようになりますが、
写生をするとますます近づける感じがします。


scoil sionna (スコイル シオンナ)

京都のアロマセラピー教室



京都市の中心から車で1時間半ほど北へ走ると、
豊かな自然のある美山町があります。
茅葺きの民家が日本で一番多くあるとも言われ、
まるで黒澤映画の「夢」を思い起こす景色が広がります。


道の駅に寄ると、有機栽培ものも含め、大地の力を感じさせる
美味しそうな農産物がたくさん並んでいます。
「おいしそう~」とまじまじ見ていると、生産者の
おじさんおばさんが気軽に声をかけてくださるのですが、
ますます美味しく見えてきます。


さて、骨休めに(財)美山町自然文化村 河鹿荘 にて
ヨモギを使った薬草風呂に入りました。


ヨモギと言えば、春にいただくヨモギ餅を思い出しますが、
日本では昔から使われているハーブで薬効成分がたくさんあるようです。
お風呂に入れると、肌荒れ・血行不良・婦人科系機能に
良さそうです。道端でよく見かけるわりには日常あまり
使っていないので、意識して取り入れてみたいものです。


その後、ハーブガーデンをいくつか訪ねました。
写真はその中のエキナセアというハーブです。
免疫力を高めたり、風邪インフルエンザなどの炎症を鎮めるハーブとして
認知度が高まっていますが、sionnaも寒い季節になると常備します。
風邪ひきかけたかな?と思えば、ハーブティーにして飲みます。
このハーブのおかげでここ5年くらい風邪薬には
お世話になっていないような気がします。


そしてさすが自然豊かな美山・・・
素敵なハーバリストに出会う機会がありました。
お話を聞くと、もともとは野菜作りをされていたらしいのですが、
お知り合いの飲食店から香草を作って欲しいというリクエストが
あって、ハーブを育て始められたようです。
でもここ最近のことではなく、25年も前からということ。
日本にまだ入っていないハーブを育てて研究もされているようで、
勉強になりました。クールなお顔でサラッとお話くださるのですが、
笑顔の裏に情熱を感じました。


これから季節ごとに通ってみようと思う美山町。
山をもっと奥に進むと人の手が加わっていない「芦生の森」という
原生林の森があり、京都大学が様々な研究も行っているようです。
まだ果たせぬ屋久島への旅の前に、
地元の京都で原生林の森林浴をしたいと思います。



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京都のアロマセラピー教室