調香修行の話の続きです。今回完成した香水。

まずは自分用に作ったのですが、ふだんまとわない

華やかな香りに挑戦。自身の現在の理想ををイメー

ジして。。母親はふだん爽やか系を好むにもかかわ

らずとっても気に入ってくれました。実はいろいろ

secret matterあるんですが。


今回は全員イギリス人でも、元々がアラブやインド

出身の方もいらしたので本当に参考になりました。

特に仲良くなったインド系のロンドン人は、幼い時

から乳香を焚いて髪に香りをつけることをおばあさん

から教えてもらい、庭にはイランイランやジャスミン

が咲き乱れ、石臼で毎日スパイスとハーブをすりつぶ

してカレーを作っていたようなので、それぞれの香り

の特徴が当たり前に分かっていて、複雑な香料の組み

合わせでも本当に上手に、しかもあまり時間をかける

ことなく完成されていました。でも普段の習慣にだけ

頼ることなく、日々家でもたくさんの香料と向き合っ

て調香の実験を積み重ねていたようで、お互いに高め

合えるいい同士になりました。


センスも必要ですが、何よりも経験がどれだけ大切か

再認識。実験を重ねては時々師匠を訪ねて磨いていけ

ればと思っています。



「冬のアロマセラピー」

〜ミツロウで楽しむクリスマス〜


夜の遅い時間なのに、たくさん来て下さいました。

もっとお一人ずつお話したかったですが、ご参加頂

きました皆様、どうもありがとうございました。


今回はなぜか久しぶりに緊張して声が震えるー

和らげて下さったのは皆様でした、、すいません。


練り香水はお花の王様を主体に2種類(ローズ系か

ジャスミン系)から選んで頂きました。今回はジャ

スミンがとても人気でした。

クリスマスツリー型のキャンドルは全くの私のオリ

ジナルデザインで、少々複雑なのですが黙々と作っ

て下さいました。お帰りの皆さんの笑顔はキラキラ

されていました。やっぱり香りは疲れた1日の終わ

りにもいいです。





お仕事の関係で、手をよく洗うというSさん。

保湿バツグンの3種のオイルでバームを作って下さり、

ハンドバス体験後、ビーカーに残ったバームで肘から手

先まで早速保湿されました。肌の炎症をケアしてくれる

精油はカモミールも入って気持ちも解きほぐされます。


私もちょうど手作りハンドクリームがなくなったので、

作りました。日中はしょっちゅう手を洗うので、冬場は

寝る前にたっぷり塗って寝ていますが、ここ数年手のか

さつきは感じたことがありません。いつまでも潤いのあ

るお肌でいたいものです。


秋冬のアロマグッズ



今回英国に来たのは、長年思い続けてきた「調香」修行

の為。調香の学校は日本を含めて世界にたくさんありま

すが、どうしても素材にこだわっていたので、書籍を読

みあさり実験を繰り返しながら自身の理想を追い求めて

いました。壁にぶつかった時に相談したい先生が全然見

つからず諦めかけていた時、光が。


わざわざ外国から来る人はあまりいない、とのことで、

私以外は全員イギリス人。しかもそれぞれに香りへの情

熱はすごく、発言も耐えることなく。。先生はというと

数十年かけて自身で調香技術を発明した方ともあって、

「これでどうでしょう」とできたブレンド持って行って

も首を縦に振ることはまずなし。


毎日60〜70種の香料とにらめっこ。初めて出会う香り

もたくさん、試したことのない香料にあえて挑戦した

ので最初に頭で構成を考えるのにもその香料の特徴を

経験していないので苦戦しました。毎日8時間くらい

勉強とブレンドの繰り返し、休憩時間も皆さんのディ

スカッションは続く〜。


先日、むかし会社で一緒だった先輩が横浜から遊び

に来て下さってとても楽しい時間を過ごしました。

先輩もイギリスに留学しお勤めもされていたので、

尽きない話の大半はイギリス話題。


10数年前、留学中に学んだイギリスでの自然の楽しみ

方にインスピレーション受け、帰国してすぐにアロ

マセラピーを始めとする自然療法の会社数社で働か

せて頂き、勉強し、その間も時々飽きながらも通い

続けたイギリスにて時を経てまた勉強することにな

るとは。そう、今イギリスにおります。


今回の学校選びも、他の国でたくさん見つけました

が、目指すべき方向やポリシーが私自身にピタッと

合ったのは運命を感じます。


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