1879年より長い歴史を刻んできたスウェーデンのスピリッツ、
ABSOLUT VODKA(アブソルート ウォッカ)。
数種類のフレーバーがあるが、ほのかに口の中に広がる香りは
どれも口当たりがよく飲みやすい。


マンダリン、シトロン、ペッパー、バニラなど様々だが、
家に常備しているフレーバーがこのブラックカラント。


英語でblack currant、仏語でcassis、和名でクロフサスグリ。
ブルーベリーのような黒い実はビタミンC、カリウムなどを多く含み、
お酒以外でも菓子、ジュース、ジャムなどで使われる。
イギリスの田舎ではアイスクリームのフレーバーでよく見かける。


scoil sionna (スコイル シオンナ)

京都のアロマセラピー教室




季節の変わり目は体調が不安定になる方もあると思います。
気候の変化に体がバランスを取ろうとして疲れてしまいます。


そんなときに元気をくれるバジルを取り入れてはいかがでしょう。
バジルは和名ではメボウキ(目箒)と言われるのですが、
種子を水に浸すとジェル状のものができ、これを使って
目に入ったゴミを取るのに使われてきたようです。

さて、ご存知のようにバジルは相性のよいトマトなどを使って
お料理でもよく使われますが、アイスバジルティーも美味しいです。


バジルは神経を含めた全身の強壮によいと言われますから、
冷やして清涼感を味わいながら夏の疲れを取ってみたいものです。
そして写真のように、オフタイムには花やハーブを浮かべながら
ゆったりとお風呂で体を休めるのもいいですね。


お腹に赤ちゃんがいらっしゃるお母さんは、精油も同様、
少々お取り扱いにはご注意くださいませ。


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ブドウの絵を見て、ワインが飲みたくなる。
トウガラシやオリーブの絵を見て、料理がしたくなる。
ラベンダーの絵を見て、ハーブ畑に行きたくなる。


先日、そんな植物画に出会う機会がありました。


その画家は、玉村豊男さんといいます。
時間もあったのでトークショーにも足を運びましたが、
なんとも「明るい!」方でした。
自ら農園・ワイナリーを経営されながらエッセイスト・画家と、
幅広く活躍されているようです。


ご自身の作品が展示されている美術館もお持ちのようですが、
「LIFE ART MUSEUM」とあります。
お話を聞いての解釈ですが、
玉村さんの半生そのものを表現されている美術館だろうと思います。


植物を描く・・・
sionnaも時間があれば時々自分なりに描いてみたりしますが、
いつも植物の神秘に驚かされます。
葉・花・幹・根は植物一つずつ違うこと、
花の中をのぞいた時に出会う色の世界、
そして触感や香り。


アロマセラピーやフラワーエッセンスに触れているだけでも
植物のことをもっと知りたいと思うようになりますが、
写生をするとますます近づける感じがします。


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京都市の中心から車で1時間半ほど北へ走ると、
豊かな自然のある美山町があります。
茅葺きの民家が日本で一番多くあるとも言われ、
まるで黒澤映画の「夢」を思い起こす景色が広がります。


道の駅に寄ると、有機栽培ものも含め、大地の力を感じさせる
美味しそうな農産物がたくさん並んでいます。
「おいしそう~」とまじまじ見ていると、生産者の
おじさんおばさんが気軽に声をかけてくださるのですが、
ますます美味しく見えてきます。


さて、骨休めに(財)美山町自然文化村 河鹿荘 にて
ヨモギを使った薬草風呂に入りました。


ヨモギと言えば、春にいただくヨモギ餅を思い出しますが、
日本では昔から使われているハーブで薬効成分がたくさんあるようです。
お風呂に入れると、肌荒れ・血行不良・婦人科系機能に
良さそうです。道端でよく見かけるわりには日常あまり
使っていないので、意識して取り入れてみたいものです。


その後、ハーブガーデンをいくつか訪ねました。
写真はその中のエキナセアというハーブです。
免疫力を高めたり、風邪インフルエンザなどの炎症を鎮めるハーブとして
認知度が高まっていますが、sionnaも寒い季節になると常備します。
風邪ひきかけたかな?と思えば、ハーブティーにして飲みます。
このハーブのおかげでここ5年くらい風邪薬には
お世話になっていないような気がします。


そしてさすが自然豊かな美山・・・
素敵なハーバリストに出会う機会がありました。
お話を聞くと、もともとは野菜作りをされていたらしいのですが、
お知り合いの飲食店から香草を作って欲しいというリクエストが
あって、ハーブを育て始められたようです。
でもここ最近のことではなく、25年も前からということ。
日本にまだ入っていないハーブを育てて研究もされているようで、
勉強になりました。クールなお顔でサラッとお話くださるのですが、
笑顔の裏に情熱を感じました。


これから季節ごとに通ってみようと思う美山町。
山をもっと奥に進むと人の手が加わっていない「芦生の森」という
原生林の森があり、京都大学が様々な研究も行っているようです。
まだ果たせぬ屋久島への旅の前に、
地元の京都で原生林の森林浴をしたいと思います。



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2008年の京都は紫式部が残した「源氏物語」が確認されてから千年を迎え、
毎日のように各地でイベントが行われています。


初心者向けの現代語訳を読んだことはありますが、
読めば読むほど奥深さを感じます。
シェークスピアの作品もそうですが、
時や場所を越えても変わらない人間の心・・・・
そこに魅力を感じ、また読みたいと思わせてくれます。

さて、京都文化博物館で開催されている
「源氏香の世界と現代京都画壇による源氏物語絵展」
に行ってまいりました。


日本の伝統芸能の一つである香道の世界には、
和歌や文学を主題として数種類の香木を焚き、
香りの異同を判じる「組香」と呼ばれる遊びがあります。
この組香の一つに「源氏香」というものがあり、
5種類の香木を用いて香りの異同を楽しみます。
(遊び方としては少し複雑なので、割愛します)


写真の図は、まるで記号のようですが、
5回香を聞くうち、上部がつながっているものは
同じ香りであることを意味し、なんと52通りもあるのです。
源氏物語は全部で54帖あるので、巻頭と巻末を除いたものが
それぞれの図柄に当てはめられたということです。


この源氏香の図柄は芸術性も高いこともあって、
着物や調度品、和菓子などにもデザインとして使われてきたようです。
現在でも京都を歩いていると、ときどきこの文様が
使われているのを見る機会があります。

源氏物語のお話の中にも「香り」はいろんな形で表現されています。
思いを寄せている人から素敵な香りがしたら、
ますます恋心に火がつきそうですね。


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