2009.05.20
去年の夏、京都・美山のハーバリストの方との
出会いをきっかけに我が家にやってきた小坊主弟切
(コボウズオトギリ 学名:Hypericum androsaemum)。
ハーブティでは有名なセントジョーンズワートの仲間です。
セントジョンズワートのほうは
Hypericum perforatumと言われ、
同じオトギリソウ属の植物です。
夏に頂いた後、ハーバリストのアドバイス通りに
秋に剪定したときは、15cm程の枝のみで
不安になっておりましたが、順調に育ってくれ、
黄色の花まで咲いてくれました。お話では、
オトギリソウの中でも原型に近いものということでした。
花をよく見ると、あまりにオシベ(?)が面白く、
あざらしのヒゲを思い出しました。
花の後は赤い実がつくようで、観察が楽しみです。
ところでオトギリ(弟切)と言われる由来を調べました。
その昔、晴頼という鷹匠が薬草を使って鷹の傷を
癒していたが、その薬は秘伝であったのを彼の弟が
漏らしてしまい、怒って首をはねてしまった、と。
秘伝の薬草がこのオトギリソウだったということです。
scoil sionna (スコイル シオンナ)
京都のアロマセラピー教室
2009.05.13
1年ぶりに咲いてくれたマーガレット。
植物は花だけでないのは分かっているつもりですが、
花が咲いて初めて、1年間無事に生きててくれた・・・
そういう思いでいっぱいになります。
少々親バカみたいですが、
満開を祝してマーガレットのケーキ型で
ヨーグルトレモンケーキを作りました。
ちなみにマーガレットは英語の読みで、
ヨーロッパでは、マルグリット・マルグレーテ・マルゲリータなど
いろいろあるようです。
マルゲリータと言えば、トマトとバジルとチーズのピザを思い出しますが、
その昔、あるピザ職人がナポリを訪れるマルゲリータ王妃をお迎えするのに
イタリア国旗の色をイメージして作ったとか・・
scoil sionna (スコイル シオンナ)
京都のアロマセラピー教室
2009.05.08
アロマセラピーの歴史を読むと出てくるエジプト。
ミイラの保存にシダーウッド、ミルラ、フランキンセンスが使われたとか、
女王クレオパトラはローズをふんだんに使った部屋で客人をもてなしたとか、
興味深いお話がたくさん残っています。
いつかは行ってみたい北アフリカ。
気分だけでも味わおうと、神戸にあるエジプト料理屋さんへ。
小さなパスタが混ぜ込まれているバター風味の「シャーリャライス」
炭火焼チキンの「シシタウーク」
少しとろみのあるチキン味ベースの「モロヘイヤスープ」
そして「トマトとジャガイモの煮込み」
最後にミントティーを頂きました。
コリアンダーなどのスパイスは少し使うようですが、
どれもやさしいお味でした。
今年の夏はエジプト風モロヘイヤスープで楽しみたいと思います。
エジプト在住の方のレシピを参考にすると、
お鍋にニンニクのみじん切りや
その他ハーブ(コリアンダー、ディルなど)をバターで炒め、
香りがたってきたらチキンスープを注いで
細かく刻んだモロヘイヤを少しずつ入れる。
塩こしょうで味を整える。
アラビア語で「王様の野菜」と言われ珍重されてきたようですが、
栄養も豊富なので、積極的に頂きたいものです。
ちなみに知り合いの方(名古屋)のお話では、
家庭菜園では簡単にたくさん育つ〜ということでした。
scoil sionna (スコイル シオンナ)
京都のアロマセラピー教室
2009.05.04
去年の12月にマイガーデンにやってきたmomi。
すくすくと育ち、美しい新芽がお目見えしました。
きれいなフレッシュグリーン。
つい2日ほど前にはローズゼラニウムが一年ぶりに
かわいらしいピンクのお花を見せてくれ、
次から次へと春を堪能させてもらえてます。
前から読みたかったカレル・チャペックの
「園芸家12ヶ月」を読みました。
園芸初心者の私にはときどき難しく感じますが、
それでも表現がユーモアで楽しくなります。
園芸家は植物の名称を重んじて学名で呼ぶとか、
園芸は常に自然に左右されるから雨や日差し・虫がくるバランスなどは
天にひざまずいてお願いしたいだとか、
花が咲き終わったときは植物の休養どころか
死にものぐるいで突貫工事をしているだとか。
まじめに植物と向き合ってからはチャペックの言葉に共感でき、
とても心に響くものがあってバイブルにしたいと思う今日この頃です。
ちなみに学名で呼びたくなる気持ちは
アロマセラピーを勉強してから少し分かるような気がします。
今日のタイトル・・・・これはゼラニウムです。
scoil sionna (スコイル シオンナ)
京都のアロマセラピー教室
2009.05.01