「スヴェニール ド アンネ フランク」


ベルギーの園芸家が1955年に作った品種。
後にアンネの父親に出会って「アンネフランクの思い出・形見」

と名付けて贈られたそうです。
お父さんのオットーフランクは収容所から解放されて

無事に生き延びることができましたが、
アンネは収容所内でチフスで先に短い命を閉じました。
ピンクと黄色のグラデーションは、

まるでピンクのローズに下からライトを当てたような鮮やかさがありました。


さて秋晴れの素晴しい京都府立植物園で気になった他2種のローズ。


「紫野」


「ガ−トルード ジーキル」

イギリスの庭園史上忘れることができない

園芸家ジーキル女史の名前が付けられたローズ。

夏以降はあまり花が咲かないとのこともあって、

一輪だけ深緑の葉っぱの間に静かに咲いておりました。


scoil sionna (スコイル シオンナ)

京都のアロマセラピー教室




AROMATIC LIFEを始めて変わったこと・・・


香りについてどん欲になった
自分のカラダや肌のことを好きになった
植物とふれ合うことに幸せを感じるようになった
自分は自然の一部と改めて思うようになった


まだまだ変わったことはたくさんありますが、
本当にアロマセラピーと出会えてよかった・・・
と最近よく思うようになった自分に気付く今日この頃です。


よちよち歩きのscoil sionnaのアロマセラピークラスですが、
ご参加下さる方も少しずつ増え、AROMATIC LIFEをご案内
させて頂けている機会にも感謝しています。


昨晩も眠たい目をこすりながらマイ化粧水を頑張って作りました。
ほんの2、3分で作れるので、いつも面倒だとは思いません。
むしろ出来上がったものを使う瞬間が楽しみだから、
疲れていても忙しくても作ってしまいます。


●ラベンダー&ホーリーフの化粧水
細胞成長を促進させてくれる強い味方ラベンダーと
冬が来る前に免疫力を高めていこうとホーリーフを使いました。
優しい香り・・・本当に癒されます!


scoil sionna (スコイル シオンナ)

京都のアロマセラピー教室




英国老舗デパートLIBERTY文様の華やかなブラウス。
いつもアロマクラスの場所をご提供頂いている
THE WELBECK GALLERYさんでこの秋入荷された女性用ブラウスです。

植物の図柄などLIBERTYのデザインは自然がたくさん盛り込まれています。


いま京都国立近代美術館では「生活と芸術 アーツ&クラフツ展

ウィリアム・モリスから民芸まで」という展覧会が開かれていますが、

モリスの図柄も有名なリバティファブリックの一つとして忘れることはできません。


たまたまイギリス庭園史を読んでいた時に出てきたのですが、
イングリッシュガーデンの産みの親とも言われる園芸家、
ガ−トルード・ジーキル女史はモリスのアーツ&クラフツ運動に

共鳴していたようです。


いろんなものに触れていると、何かと何かがリンクしていきます。
パチンとつながったときは本当に嬉しく思います。

LIBERTYの創設やモリスの図柄にも京都を始めとする日本が
深く関係しているようです。知れば知るほど奥深いです。。


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京都のアロマセラピー教室




京都・東山から山を登ること2時間。
途中、イノシシが掘りおこした形跡のある獣道を発見しながら
フィトンチッドたっぷりの木々の間を歩いた先にたどり着いたのは、
600種類の薬草からなる池ノ谷薬草園。
こちらは京都五山の送り火で知られる大文字山の裏にあり、
京都府と滋賀県の県境に位置します。


淡いピンク色の花をつけたイヌサフラン、
楊枝に使われるクロモジ、
葉っぱを触っても同じ香りのするユズ、
甘くて美味しいけど食べると強い下剤になるノイバラ、
有毒で知られるトリカブト、
清流の間に生えるワサビなどなど、


目の前に薬草がたくさん広がります。
さすがにこんなにたくさんの薬草があると、
園内は非常に落ち着いた香草のミックスされた香りが漂っています。
風邪をひいていても治ってしまいそうな。。


scoil sionna (スコイル シオンナ)

京都のアロマセラピー教室





義経と静御前が出会った場所で知られる京都の神泉苑。
境内を散策していると、近年絶滅危惧されている

原種のフジバカマに出会いました。


背丈150cmほどにスッと伸びたこの植物は、

キク科の多年草で万葉集や源氏物語にも登場します。
葉や茎を乾燥させると桜餅を思わせる上品な香りがするようで、
平安時代にはこれを水に入れて髪を洗ったり、

香袋に入れて十二単にしのばせたりしていたようです。


ところで春の七草ならず、秋の七草とは
ハギ
キキョウ
クズ
ナデシコ
ススキ
オミナエシに加え、このフジバカマのことを言います。

この秋はこの七草を少し意識して秋を楽しみたいと思います。


こちらの神泉苑。
一歩入ると池・泉・小山・森林などと自然を取り込んだ庭園が広がり、
池には白鳥が泳いでいることもあります。
昔から天皇や貴族が舟遊び、観花、弓射などの行事や宴を行なっていた
だけに、四季折々に五感を楽しめる素敵な場所です。
今は誰でも入れる空間ですが、さまざまな日本の歴史に関係する
記録が残る場所なのもあって、いつも感慨深い気持ちになります。



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京都のアロマセラピー教室