このところ歳時記のようになって失礼します。


この絵は、江戸時代の京都の老舗酒屋さんの酒作りの

様子。京都は軟水なので「女酒」と言われているよう

ですが、豊富でおいしいお水が洛中の下にも昔からあ

ったことで酒所として栄えていました。天皇が京都よ

り東京に移られてからは、拠点を伏見に移される会社

が多くなって、今は伏見が京都の酒所となっていると、

お話を伺いしました。


たくさん試飲もさせて頂きましたが、本当に種類によ

って香りと味が異なります。今は機械で作られた酒粕

がほとんどですが、昔の酒粕はぜんぶ搾りきらずに残

るものを粕としていたようで、ぜんぜん香りも味も素

晴らしかったとか。


実は先日、京都にいながら京都バス観光に参加してま

いりました。旅というと、計画を立てない自由な一人

旅が一番好きなのですが、たまにはこういうプランに

乗るというのも新しい発見がたくさんあります。これ

から京都に遊びに行きたい〜と計画されている方、京

都駅から出ているいろんな日帰りツアーもお薦めです。


酒所以外には、湯葉作り体験。

引き上げ湯葉と汲み上げ湯葉を試し、試食させて頂い

た汲み上げ湯葉は、何とも絶品。



菜の花きんとんと、落雁でできた食べられる茶器でお

煎茶を。



そして東山から京都を一望しながら、京料理を頂きます。



左から、きよみ・はるみ・せとか。

食べたときに鼻に抜ける香りはまったく違います。


アロマセラピーの歴史に欠かせない重鎮のお話を聞きに

行ってまいりました。本当は今年ロンドンである彼のセ

ミナーに参加したかったのですが、そう頻繁にも行って

られないと嘆いていたときにチャンスが少し巡ってきま

した。


世界におけるアロマセラピーの新しい方向性をいろいろ

知ることができ、私的には去年短期留学で行った調香の

師匠と同じ見解を別の方から聞いたことは大きいことで

した。また後半のフランスの薬理学者フランコム氏の話

では、昔から医学として使うフランスのアロマセラピー

のバックグラウンドからは、きめ細かい経験値のお話を

聞くことができました。特に女性のためのアロマケアを

伺ってまいりましたので、お伝えできる機会があればと

思います。


私も何冊か彼の本は持っていますが、特にこの「精油の

安全性ガイド」追補版の話もされていました。




だれでも参加できるイベントのご紹介です。

以前にご案内させていただきました「元素検定」の

著者も当日いらっしゃいます。


アロマセラピーの研究も第一線でされており、去年

開発された「えれめんトランプ」という元素記号を

別の視点で楽しむトランプの紹介をされるようです。


化学で楽しむアロマセラピーに興味ある方いらした

ら、いつかscoil sionnaでお話をして頂こうと考え

ております。



京都大学アカデミックデイ

一般部門「えれめんトランプ」



おひな飾りが横並びに2つ。

こちらはある豪商のオウチのお嬢ちゃまのものだそうです。

昭和初期にいわゆるオーダーメイドで作られたもの。

手作業の細かさにうっとり。



そして菅原道真の一族と言われる中小路家でのひな祭り。

上と下のお人形は江戸時代のもの、美しいです。



少し早めですが、桜餅を作りました。

嵐山の渡月橋前のお茶屋さんの桜餅を思い出して、白い桜餅。

私は桜の香りが昔からとても好きです。