たわわに実る大枝(おおえ)の柿。
京都の柿と言えば、ここ西山の富有柿が有名です。
西山の良さは、自然豊富な日本の田舎を体いっぱいに感じられるところです。
寒暖差のある気候や肥沃な土壌が、
美味しい柿や筍を育てています。


昔からよく行く大好きなガーデニングショップ、

「まつおえんげい」はその西山にあります。
元気良く美しく育てられた植物を楽しんだ後のもう一つのお楽しみは、
併設されたログハウスのカフェ。
おいしい珈琲と焼き立てのワッフルがおススめです。


さてUKから帰ってきて少し違った目線でショップを改めて拝見。
先頃訪れたロンドン郊外のPetersham Nurseryと変わらない店構えと
植物のコレクションに驚きました。
こちらの敷地の半分はローズ株で占められています。

香り豊かなアロマティックガーデンを作れるよう、
この寒い季節に少し研究してみようと思います。



scoil sionna (スコイル シオンナ)

京都のアロマセラピー教室


郊外では、ときどき小さなかわいい田舎町に出会うことがあります。
この町も古くながら、こんなスタイリッシュな看板がちらほら。



ロンドンから電車で移動すること1時間半。
車窓の風景は、羊の群れ、毛布を着せられた馬、
石垣に仕切られた広い緑の大地。



今回訪れたEast Sussex州のRye。
海岸からそう遠くはない場所である故、
昔はスペインやフランスに征服された歴史もあるようです。
ハイストリートから少し坂を上ると教会やお城がありますが、
城壁の外側に大砲やギロチン台が生々しく残っていました。


波乱な歴史もありながら、チューダー様式の建物も美しく、

アンティークショップも多く見られます。



歩いていると、赤色がきれいなケシの花を見つけました。
近くの教会では、戦死者のお墓に
このケシの造花がたくさん飾られていました。
でもケシは、たしか眠りと忘却をもたらす魔女の薬草の一つですね。

かわいい町Ryeの辛い歴史と
きれいなお花ケシが持つ毒。
美しいものの奥にあるもの・・・そんなことを少し考える旅でした。



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天気のよい水曜日、地下鉄ディストリクト線で終点Richmondへ。
ここはもうロンドンではなく、Surry州。

中心から1時間電車に乗るだけでこんなに豊かな田園風景が広がります。



目的地までののどかな道には仲良く手をつなぐ老夫婦や
湿地に群れるカモたち・・・本当に深呼吸が気持ちよい朝です。

目指すはPetersham Nurseries。
チャールズ皇太子も訪れるというガーデニングショップって、
いったいどんなだろうーと訪ねてみました。



上品なガーデニング雑貨や植物が並んでおり、
奥のカフェには平日とは思えないほどたくさんの人。
そして別の建物にはフラワーアレンジメントのクラスが開かれていました。

きっと春から夏の花が咲き乱れる季節は大変なにぎわいでしょう。


さて、午後は友人と待ち合わせて高級住宅地Chelseaへ。
オーガニックフードを扱うカフェでひと休み。



さすがposhな地域だけあって、
お父さんお母さんに迎えにきてもらった子供たち、
「好きなもの頼みなさ〜い」って。
小学校低学年からオーガニックカフェで優雅にお茶とは
うらやましい。。。


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今日は日曜のみ開かれている
Columbia Road Flower Marketへ。



「1週間の滞在だし、花でも家で生けようかな−」
と思いきや、花は横目で見ながら
アンティークショップで何時間もつぶしてしまった午前中。


鏡、食器、古本、カトラリーなど
たくさん買ってしまいました。



キッチン、ガーデン雑貨のお店の他にも
若手デザイナーのギャラリーもちらほらあり、
こじんまりとゆったりとしながら
いろんな刺激に時間を忘れるマーケットでした。



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京都のアロマセラピー教室


眠い目をこすりながら向かったのは、
Notting Hill Farmers’ Market。



生ハーブ、生ブーケガルニなどが箱いっぱいです。
このマーケットは初めて訪れましたが、
ポートベローなどのアンティーク市で有名な場所にありながら、
小規模で近所の方達が多そうなゆったりしたマーケットでした。


日本の築地くらいの迫力を求められるならテムズ川下の
Borough Marketへどうぞ。
食いしん坊の方は一日居ても飽きないと思います。


さて現在ロンドンはこのようなマーケットが
たくさん開かれていますが、
特にLondon Farmers’Marketという団体には厳しいルールがあって、
商品は生産者しか売ってはいけない、
ロンドン中心より100マイル以内の農園に限る、
というものです。


この団体によって、生産者の収入は守られ、
サスティナブルな農牧水産業の環境のもとで
地のもの、旬のものを消費者に提供し、
郊外の人と都会の人のコミュニティーを
つなげていかれているようです。


今思えば、なんとなく不器用な感じの接客、
畑仕事をしているかのような手・・・
まさに作られた方とお話していたのだと思うと、
頂いた野菜も本当に美味しく感じることができました。


作り方を聞いて、早速フェンネルスープを作ってみました。



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