去年の夏、京都・美山のハーバリストの方との

出会いをきっかけに我が家にやってきた小坊主弟切

(コボウズオトギリ 学名:Hypericum androsaemum)。
ハーブティでは有名なセントジョーンズワートの仲間です。



セントジョンズワートのほうは

Hypericum perforatumと言われ、
同じオトギリソウ属の植物です。


夏に頂いた後、ハーバリストのアドバイス通りに

秋に剪定したときは、15cm程の枝のみで

不安になっておりましたが、順調に育ってくれ、

黄色の花まで咲いてくれました。お話では、

オトギリソウの中でも原型に近いものということでした。


花をよく見ると、あまりにオシベ(?)が面白く、
あざらしのヒゲを思い出しました。
花の後は赤い実がつくようで、観察が楽しみです。



ところでオトギリ(弟切)と言われる由来を調べました。
その昔、晴頼という鷹匠が薬草を使って鷹の傷を

癒していたが、その薬は秘伝であったのを彼の弟が

漏らしてしまい、怒って首をはねてしまった、と。
秘伝の薬草がこのオトギリソウだったということです。



scoil sionna (スコイル シオンナ)

京都のアロマセラピー教室


アロマセラピーの歴史を読むと出てくるエジプト。
ミイラの保存にシダーウッド、ミルラ、フランキンセンスが使われたとか、
女王クレオパトラはローズをふんだんに使った部屋で客人をもてなしたとか、
興味深いお話がたくさん残っています。


いつかは行ってみたい北アフリカ。
気分だけでも味わおうと、神戸にあるエジプト料理屋さんへ。



小さなパスタが混ぜ込まれているバター風味の「シャーリャライス」
炭火焼チキンの「シシタウーク」
少しとろみのあるチキン味ベースの「モロヘイヤスープ」
そして「トマトとジャガイモの煮込み」
最後にミントティーを頂きました。


コリアンダーなどのスパイスは少し使うようですが、
どれもやさしいお味でした。


今年の夏はエジプト風モロヘイヤスープで楽しみたいと思います。
エジプト在住の方のレシピを参考にすると、


お鍋にニンニクのみじん切りや
その他ハーブ(コリアンダー、ディルなど)をバターで炒め、

香りがたってきたらチキンスープを注いで

細かく刻んだモロヘイヤを少しずつ入れる。

塩こしょうで味を整える。


アラビア語で「王様の野菜」と言われ珍重されてきたようですが、
栄養も豊富なので、積極的に頂きたいものです。
ちなみに知り合いの方(名古屋)のお話では、
家庭菜園では簡単にたくさん育つ〜ということでした。



scoil sionna (スコイル シオンナ)

京都のアロマセラピー教室


フラワーエッセンスでは、現実逃避しがちな人にいいと言われるクレマチス。
6枚花弁のものを別名「テッセン(鉄線)」、
8枚花弁のものは「かざぐるま(風車)」と言うそうです。



洛中を散歩していると、
この春咲いたお花をどうぞみてください〜
と言わんばかりに、
手塩にかけられた植物を町家作りのおうちの前に
美しく置かれている様子をよく見かけます。


しかし本当に美しい。。
クレマチスの花言葉は「旅人のよろこび」らしいですが、
しばらく眺めてしまいました。



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京都のアロマセラピー教室


ミカン科さんしょう属の山椒を使って
イネ科タケ亜科の筍を「木の芽和え」にしていただきます。
香りの主張は強い食材ですが、春がきた!と感じられる一品です。



そして前に添えるは、和菓子をいただくときによく使う
クスノキ科クロモジ属の黒文字のお箸とお箸置き。
自生のクロモジを使って手作りしたものを頂きました。
枝の斑点が文字のように見えることから付けられたようで、
やさしい香りは口当たりもいいです。


ウメ、サクラに続いて、いろんなお花がどんどん咲き始め
どこを歩いても植物の香りが感じられる季節は楽しいですね。
ちょっと早いですが、sionnaガーデンもジャスミンの花が咲きこぼれ、
毎日酔うほどに芳しい香りに包まれています。



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自然を求めて京都・西山へ。
母の協力あって、春の野草をたくさん摘み取りました。





ツクシ(土筆)とノカンゾウ(野萱草)の若葉を

酢味噌で和えた一品を頂くことに。
苦みがあるというツクシも癖がなく、ノカンゾウもやさしいお味で
本当においしく作って頂きました。


ノカンゾウはユリ科の植物で、

特に蕾を開花する前に蒸して干したものは金針菜と言われ、
鉄分が多いため貧血予防にも中華料理で昔から使われているとか。


次はどんな野草を摘み取りましょうね〜



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